2022/11/01

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研究結果がバイオメカニズム学会誌に掲載されました

理学療法学専攻の川端浩一講師らの研究グループは、パラリンピック陸上競技(以下:パラ陸上競技)の座位投てきについてまとめました。

パラリンピックやオリンピック競技のサポートおよび研究は、リハビリテーションの分野でも多くの方の注目を浴びています。
パラ陸上競技の一種である座位投てきは、専用の台に座って競技を行います。姿勢を保持することが困難な選手は、背もたれを設置することが認められています。この背もたれの使用が、安定性に良いか、または投てき動作にどのような影響を及ぼすか、砲丸投げを対象として動きの分析を行いました。

これらの研究成果は、他のパラリンピック競技やその他の競技、リハビリテーションに役立てられます。興味のある方は、是非読んでみてください。

【論文】
筆者名:川端浩一、指宿立、北林直哉、剣持悟、牧田秀昭、瀬尾和哉、三井利仁、上條義一郎、田島文博(筆頭著者)
タイトル:パラ陸上競技の座位投てきにおけるバーティカルバーとバックレストの使用による体幹動作の比較
雑誌名:バイオメカニズム学会誌
発行年:2022年
巻数:Vol.46(2)
ページ:113-122

【概要】
パラ陸上競技の座位投てき種目では、専用の投てき台に座って競技を行います。
障害の程度によっては座位姿勢が困難な選手もいるため、上半身の安定性を確保するために、バーティカルバーと呼ばれる円柱状の金属棒やバックレストと呼ばれる背もたれを設置することが認められています。これらの使用が投てき動作にどのような影響を及ぼしているのかを検討するため、やり投げと砲丸投げを対象に動作分析を行いました。
その結果、これらを両方とも使用した方が良いと考えられるクラスや使用することによって動作が制限される可能性があるクラスなどを確認することができました。

本総説はバイオメカニズム学会誌に掲載されます。

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