和歌山保健医療学部 リハビリテーション学科 作業療法学専攻

Occupational Therapy

専門力と教養を身につけ、暮らしを取り戻す力になる

「作業」とは食事や入浴など、日常生活に関わる活動のこと。
治療手段としての作業を通して、心身に障がいを持つ人の機能回復や社会適応能力を支援するのが作業療法士です。
幅広い知識・技術を学び、国家試験合格をめざします。

作業療法とは

作業療法は、人々の健康と幸福を促進するために、医療、保健、福祉、教育、職業などの領域で行われる、作業に焦点を当てた治療、指導、援助である。作業とは、対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為を指す。(日本作業療法士協会 作業療法の定義より)

対象 身体、精神、発達、高齢期の障がいなどにより 日々の作業に困難が生じている、または、予測される人 
目的 応用的動作能力および社会適応能力の改善
方法
作業活動に
よる介入
日常生活活動、家事、仕事、趣味、遊び、対人交流、休養など、人が営む生活行為と、それを行うのに必要な心身の活動を利用する。

カリキュラム

CURRICULUM

横スクロールで、各学年のカリキュラムをご確認ください。

学部共通科目 専門基礎科目 専門科目
1年次
  • 哲学
  • 東洋思想論
  • 日本の文化
  • 文化人類学
  • 日本国憲法
  • 社会と法
  • 社会福祉学
  • わかやま未来学
  • 統計学
  • 数学
  • 物理学
  • 化学
  • 生物学
  • 英語
  • 医学英語Ⅰ
  • 英会話
  • 情報処理演習Ⅰ
  • 情報処理演習Ⅱ
  • 体育実技Ⅰ
  • 体育実技Ⅱ
  • コミュニケーション演習
  • 伝統医療論
  • 基礎ゼミナール
  • 解剖学
  • 解剖学演習Ⅰ
  • 解剖学演習Ⅱ
  • 解剖学演習Ⅲ
  • 生理学
  • 生理学演習Ⅰ
  • 人間発達学
  • リハビリテーションの理念
  • リスクマネジメント論
  • 運動学
  • 作業療法概論
  • 評価学総論
  • 身体障害作業療法評価学
  • 日常生活活動学
2年次
  • 医学英語Ⅱ
  • 健康と体力づくり
  • スポーツトレーニング学
  • 健康トレーニング演習
  • 心理学
  • メディカルツーリズム論
  • 生理学演習Ⅱ
  • 生理学演習Ⅲ
  • 解剖生理学実習
  • 公衆衛生学
  • 病理学
  • 運動発達学
  • リハビリテーション医学
  • 内科学
  • 神経内科学
  • 神経内科学演習
  • 整形外科学
  • 整形外科学演習
  • 小児科学
  • 画像診断学
  • 運動学実習
  • 生体活動計測・分析法演習
  • 作業療法研究の基礎
  • 作業療法管理学
  • 精神障害作業療法評価学
  • 身体障害作業療法学総論
  • 精神障害作業療法学総論
  • 義肢装具学
  • 臨床見学実習
3年次
  • 健康スポーツ科学演習
  • バイオメカニクス
  • トレーナー実習
  • 薬膳食養概論
  • 病理学演習
  • 栄養学
  • 薬理学
  • 精神医学
  • 臨床検査学
  • 救急措置法演習
  • 保健医療福祉概論
  • チーム医療論
  • 医療情報学演習
  • 管理運営学
  • 作業療法研究法演習Ⅰ
  • 高次脳機能障害作業療法評価学
  • 応用評価学演習
  • 老年期障害作業療法学総論
  • 発達障害作業療法学総論
  • 身体障害作業療法治療学各論
  • 精神障害作業療法治療学各論
  • 老年期障害作業療法治療学各論
  • 発達障害作業療法治療学各論
  • 身体障害作業療法治療学実習
  • 精神障害作業療法治療学実習
  • 老年期障害作業療法治療学実習
  • 発達障害作業療法治療学実習
  • 応用身体障害作業療法治療学演習
  • 応用精神障害作業療法治療学演習
  • 応用老年期障害作業療法治療学演習
  • 応用発達障害作業療法治療学演習
  • 地域と暮らしの健康
  • 生活環境学演習
  • 地域作業療法学演習
  • レクリエーション演習
  • 臨床評価実習
4年次
  • 医療経営学
  • 老年医学
  • 予防医学
  • 作業療法研究法演習Ⅱ
  • 臨床作業療法学演習Ⅰ
  • 臨床作業療法学演習Ⅱ
  • 総合臨床実習

は卒業に必要な必修科目です。

カリキュラムの特長

CURRICULUM FEATURES

1年次は、医療の基礎を徹底的に学びながら、4年制ならではの教養も身につけます。2年次以降は専門科目の他、グループワーク、ディスカッション、臨床実習を通して、最新の知識・技術を地域に還元できる力、新たなサービスを提案できる提案力なども養っていきます。

専攻の特長

FEATURES

作業療法士の質の保証を推進し、国際的にも認知度の高い「世界作業療法士連盟(World Federation of Occupational Therapists:W FOT)」。その基準に、本専攻のカリキュラムは対応しています。世界に通じる教育によって、これからの作業療法士を育成します。

教員メッセージ

MESSAGE

上城 憲司 教授 KAMIJO Kenji

患者さんの「したい」を実現させる
作業療法士を養成

上城 憲司 教授 KAMIJO Kenji

作業療法の「作業」ってなんだか地味で分かりにくいですよね。日本作業療法士協会では、「作業とは生活行為であり、日常生活活動、仕事、趣味、対人交流等の心身活動が含まれる」と定義されています。そのため多趣味な人は、向いている職業かもしれません。また、私は臨床時代に患者さんが「できるようになりたいこと、できる必要があること、できることが期待されていること」等を事前に聞き取り、それを治療プログラムに反映させるように心掛けてきました。障がいを持ちながらもイキイキと生活するためには、生活の自立、復学や復職、趣味の継続など、作業療法士が関与すべきことがたくさんあります。その一つひとつの患者さんの「したい」を実現させる作業療法スキルを、ここ和歌山で共に学びましょう。

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