超高齢化社会の到来に伴い、人生100年時代を見据えた社会システムの構築が進む中、
医師とともに医療の中核を担う看護職にはこれまで以上に様々な資質、能力が求められています。
看護学科の学びは、和歌山中之島キャンパスと和歌山西庄キャンパスの2つのキャンパスで行います。
また両キャンパスを結ぶスクールバスを運行し、通学をサポートします。中之島キャンパスでは、既存のリハビリテーション学科の学生たちと共に学ぶ機会を設け、在学中から他職種連携の意識を育みます。
看護学科では、一部の授業にオンラインを導入するなど教室の場所にとらわれない新しいスタイルで学ぶ環境が整っています。また、専門科目ではシミュレーション教育を導入し知識と技術の修得に、繰り返し取り組むことができます。臨床現場に即した学びを可能にします。
1学年50人の少人数制教育を行うと共に、担任制を導入し、一人ひとりの学びをサポートします。
教育課程は、学部共通科目、専門基礎科目、専門科目で構成されています。本学の理念である「徳義の涵養と人間性尊厳の実践」を基盤に、
を目的として教育課程は組まれています。
看護学科の教育課程の構成
入学後すぐの「基礎ゼミナール」では、大学生としての学び方を身につけ学修の目標を定められるように支援します。1年次では、
幅広い教養を身につける学部共通科目に加えて、一部看護の基礎科目も始まります。看護学にふれながら、学部共通科目・専門基礎科目を学修します。
2年次からは本格的に専門科目が開始され、「成人看護学」「高齢者看護学」「小児看護学」「母性看護学」「精神看護学」「地域・在宅看護学」の科目ごとに、講義・演習を通して、実践的な知識・技術・態度を修得する構成になっています。3年次後期から4年次前期にかけては、主に臨地実習で、小グループに分かれて現場での実習を行います。4年次では、自己の将来像や興味に沿って、学修が深められるように選択科目を準備し、皆さんの将来の夢を応援します。もちろん、大学生として看護研究にも1年かけて取り組んでいただきます。
卒業後の看護師の活躍の場は様々な業種形態に広がっています。本学科は、4年間でじっくり看護学を学んでいただく間に、皆さんが目標を持って夢に向かって進んでいくことができるようにしっかりサポートします。
4年間は決して長くはありません。部活動やサークル、アルバイト、ボランティアなど、大学時代にしかできない活動も人生の糧になります。本学で看護学を学ぶ大学生として充実した4年間を送ってください。
現在、少子・高齢化、社会構造の変化に加え、労働形態の変革、自然環境の変化、世界的な感染症の拡大などにより疾病構造が大きく変化し、それに対応する医療の内容や形態が複雑多様化しています。こうした中、看護師への期待は一層高まっています。また、人生100年時代を迎え、地域包括ケアシステムの構築が急がれており、高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けられるよう支援するなど、看護師の職域はますます広がりを見せています。看護学科では、和歌山県内での就職を中心に、地域と連携しながらそれぞれの希望にそった就職活動をサポートします。
看護学科のキャリア教育は、キャリア開発センターが中心として実施しす。就職ガイダンスや各種講座の実施、マナー講習など就職に役立つ支援を行うとともに、入学時から4年間を通して、自らキャリア形成について積極的に考え行動できるよう取り組みます。
学科全体でサポートします。習熟度別クラス分けによる国家試験対策講義(正課外)の実施、模擬試験の実施、個別指導など様々な取り組みを行うとともに、専門基礎科目では論理的思考力、問題発見・解決の視点をもって授業をすることで、国家試験にも十分対応できる知識・技術の定着をはかります。
看護師教育で非常に大きなウエイトを占める学外での臨床実習施設は、高度な専門的医療を担う和歌山県立医科大学附属病院をはじめ、地域医療支援病院のほか、訪問看護ステーション、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、こども園、特別支援学校など様々です。また、現在予定している25施設の内21施設が和歌山市内にあり、移動距離や時間の負担が少なくなるよう配慮しています。
病院が学費の貸与を行い、将来その病院で一定期間働くことで返済が免除になる制度です。
本学は国から修学支援新制度の適用認定を受けています。
・国の修学支援制度(貸与奨学金・給付奨学金・授業料等減免)
9つの給付奨学金制度を用意しています。
・特別奨学生(入試成績上位者へ授業料免除)
・成績優秀者給付奨学金(入学後成績上位者へ給付)他多数
※奨学金制度は予定であり、内容の変更があり得ます。