理学療法学科
幅広い知識と技術で
人を支える医療人に。
リハビリテーション医療に携わる理学療法士として、患者さんの状態を的確に判断する力と、医師の指導のもと最適な治療プランを提案できる。問題解決力を備えた人材を育成する発展的な学びを重視。チーム医療の中で理学療法の分野をリードできる医療人を育んでいます。
[学科の特長]
チーム医療の一員として活躍するための、理学療法の高い知識・技術が修得できます。入学後は「読む・書く・聞く・話す」という学習の基礎を固めながら、徐々に専門的な学びへと移行。通信制過程の併修により、中学校・高等学校教諭一種免許(保健体育)の取得も可能です。医療・福祉の現場はもちろん、本学の強みであるスポーツ分野、さらに教育や産業、地域包括ケアや在宅医療の充実まで、理学療法士の力は幅広いフィールドで期待されています。
国家試験合格へ導く独自のメソッド
一人ひとりの個性に合わせた指導を行う
「基礎ゼミ」と「卒業ゼミ」
1・2年次の「基礎ゼミ」では、生活指導と学習の仕方を徹底指導し、3・4年次の「卒業研究ゼミ」で、学生ごとに理解の浅い科目の学習をサポート。一人ひとりの習熟度を日常的にチェックし、国家試験合格へと導きます。
学年を越えた「ラーニングサポート」
宝塚医療大学では、各学科各学年毎に専任教員が担任として学生のサポートを行っています。高校とは違いホームルームや固定の教室のない本学では、この担任制を設置することで、学生一人ひとりと教員が向き合い、授業・大学生活・友人との関係などをフォロー。安心して勉学に励むことができるよう支援しています。

ステップアップ式カリキュラム
必要な単位の取得は、年次に関係なく4年間でという大学もありますが、本学では取得すべき科目を設定。基礎学習を把握したうえでないと専門分野へは進めません。そうすることで、知識技術の確実な習熟を図っています。
個別対応による充実の臨床実習
臨床実習は2年次から4年次の間に20単位以上と、徹底的に実施。長期にわたる臨床実習では施設の先生が指導を行い、本学の教員がバックアップします。きめ細かな学習体制のもと、高度な技術を身につけていきます。
プロとして、人として、信頼される理学療法士。

理学療法学科
学科長
松尾 慎
准教授
プロとして、患者様の症状をしっかりと理解し、回復へ導く力。人として、患者様の苦しみを理解し、共感できる力。皆さんにはプロとしても、人としても、信頼される理学療法士になってほしいと思います。理学療法は、高齢者やスポーツを含む幅広い分野で必要とされており、再生医療の発展に伴い、リハビリテーションの新たなニーズも増えていくでしょう。その点、宝塚医療大学にはさまざまな専門に特化した、臨床経験豊富な教員が在籍。実習科目では、クラスを分けた上で、2名以上の教員によるきめ細やかな指導をしています。この4年間で、理学療法士に必要な知識・技術、そして人間性を身につけてください。
[4年間の歩み]
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1年次
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基礎から学ぶ
人との関わり方、豊かな人間性を養う。

幅広い教養を身につけるため、人文・社会・自然科学系、外国語、情報処理、スポーツ系などの科目を履修。健常者の心身の構造や機能、身体運動、リハビリテーション概論、理学療法概論、基本的な理学療法評価法についても学習します。また1年次より実技の授業も行います。
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2年次
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実技で基盤を築く
理学療法の基盤(知識・技術)を形成。

各種疾患、外傷における心身構造や機能の変化を学び活動・動作への影響を考えることで理学療法の基盤を形成。代表領域の理学療法治療学を学び、臨床実習への意識を高めます。さらに臨床見学実習を通じて、学内での知識を臨床で活用できる知識へと発展させます。
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3年次
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より専門的に学ぶ
7つの専門領域を学び、評価法についても学習。

運動器系障害、スポーツ傷害、脊髄障害、神経系障害、呼吸循環障害、発達障害などの理学療法を専門教員から学び、各疾患において理学療法評価、治療プログラムの立案、基本的理学療法を実施できる力を修得。また臨床評価実習を通じて患者さんに対する理学療法評価、理学療法の過程を学びます。
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4年次
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実践力をつける
提携施設での臨床実習で実践力を磨く。

大学と提携した学外臨床実習施設において、経験豊かな指導者のもと、患者さんに対して理学療法評価・治療や指導を行う臨床実習を実施。卒業後に基本的な理学療法を実施できる能力を養います。また3年次より継続している理学療法研究法の演習をゼミ形式で行い、問題発見力、問題解決力、論理的思考力を高めます。
[理学療法学科 紹介MOVIE]
[学びのポイント]
- 1
- 最先端技術を学ぶ
授業科目
急速に発展・改良される理学療法機器やシステムなど、ハイテク化が進む最先端医療技術に対応できる、高度な能力を持った理学療法士を養成します。
- 2
- 学生一人ひとりを
丁寧に指導
学年担任、副担任を中心に学業だけでなく学生生活もサポート。実習担当教員の配置、少人数制ゼミなどにより、きめ細やかな教育を行っています。
- 3
- 7つの専門分野を
総合的に学習
理学療法の7分野それぞれの専門家が揃った教授陣による指導で、各専門分野を総合的に学べ、7分野の学びに対応できる専門的な施設を完備しています。
- 4
- 質の高い実習で
実践的なスキルを磨く
豊富な学内実習に加え、専門分野に応じた病院施設と連携して臨床実習を実施。質の高い実習経験により臨床現場で求められる高度な力の習得が可能です。
- 5
- 発展的な学びで
応用力を鍛える
充実した応用系科目で発展的な学びを深め、高度化する医療に対応できる柔軟な応用力を養成。研究により論理的な思考力を高め、難易度があがる国家試験にも対応します。
[取得可能な資格]
入学定員 70名
医療現場、スポーツや福祉の現場でも
活躍できる資格取得が可能
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理学療法士
国家試験受験資格 -
JATI認定トレーニング指導者資格
(受験資格) -
中学校・高等学校教諭
一種免許状(保健体育)
医療現場、スポーツや福祉の現場でも活躍できる資格取得が可能
[臨床実習]
チーム医療の一員として
身につける実践力

理学療法の臨床では、チーム医療の一員として現場に適応し、責任をもって臨床に向き合う人材が強く求められています。本学では、理学療法の現場を体験する臨床実習を、2年次から4年次まで段階を踏んだプログラムで実施しています。実習施設は、就職先に想定される大学病院や総合病院をはじめ、今後の社会環境を見据えて高齢者施設や障がい者支援施設とも提携しています。遠方にある実習施設では、教員が密に学生と連絡をとり、訪問するなどきめ細かくサポートします。
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伊丹せいふう病院
[兵庫県伊丹市] -
医誠会病院
[大阪府大阪市] -
宝塚リハビリテーション
病院
[兵庫県宝塚市] -
堺市立重症心身障害者
(児)支援センター
ベルデ堺
[大阪府堺市]
計159施設2020年3月現在
- 愛仁会病院
- 藍の都脳神経外科病院
- 荻原みさき病院
- 協和マリナホスピタル病院
- 白浜はまゆう病院
- 第二協立病院
- 西宮渡辺病院
- 野瀬病院
- 姫島クリニック
- 琵琶湖中央病院
- 邦和病院
- 星ヶ丘医療センター
- 南大阪病院
- 友愛会病院
- 和歌山県立医科大学附属病院 他〈50音順〉
計159施設2020年3月現在
臨床実習の流れ
- 2年次
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臨床見学実習
理学療法士が働く臨床現場を見学します。医師や看護師など他職種との連携により処置を行うチーム医療への理解を深めます。
- 3年次
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臨床評価実習
学外の病院や施設などで、臨床実習指導者の指導のもと理学療法評価を実際の患者様に対して行います。評価結果を基に臨床推論を行い、目標設定・治療計画を立案します。
- 4年次
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総合臨床実習
臨床実習指導者の指導のもと、自身が立てた治療計画を基に理学療法アプローチを実践します。その結果を再度評価し、より効果的なアプローチを再取得・実施します。
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