柔道整復学科

患者の望みを感じ取る力。 柔道整復は、古代より連綿と受け継がれた整骨術に、西洋医学や武術整骨術の要素が入り交じり確立した伝統医療です。科学的な根拠のある理論に基づいた判断ができ、さらに患者さんが望んでいることを感じ取る感性や態度を身につけた人材を養成します。

安心できる治療で、身体と心に応える

学科の特長

  • 骨折や脱臼、打撲、捻挫、挫傷などの外傷や、スポーツ傷害による痛みを手技で和げる柔道整復師。本学の強みは、高い知識・技術の修得はもちろん、「治療の方針・方法を的確に判断できる能力」を養える点です。聞き取りや検査によって患者様の状態を正しく把握し、判断できること。そのため授業では、教科書だけでなく、教員陣の経験に裏打ちされた指導や豊富な臨床実習を通して、より具体的に学んでいます。また、超音波画像診断装置を用いた画像診断や治療法も身につけます。

卒業後を見据えた実践力を身につける学び

「画像診断学」をいち早く導入

柔道整復術では、視診と触診による鑑別が基本ですが、唯一、使用可能な検査機器が「超音波診断装置(通称エコー)」です。本学では数年前からこの機器を導入し、抽出方法および画像解析によって適切な判断ができるようカリキュラムに取り入れています。

附属治療院での実習

第1に「地域医療に貢献する」こと、第2に「学生の臨床実習と教育、研究の場として活用する」ことを目的に設立された附属治療院。柔整部門では、地域の患者様への治療とともに、臨床体験の場として大いに活用されています。

対応の幅を広げる「徒手療法」

疾患によっては身体に強い力を加える手技。それを避ける徒手療法が、身体への負担が小さい検査法「モーション・パルペーション」と、2つの治療法「マイクロ牽引法」「モビリゼーション」です。本学科では、この治療法の開発者である中川貴雄教授が自ら指導します。

現場での経験を積む臨床実習を重視したカリキュラム

臨床実習は、4単位180時間という圧倒的な時間数です。それは、実際の患者様と接する機会を得て、施術の様子を見て学び、施術補助を体験する機会をできるだけ設けるため。質と量の充実した学びで、医療人としての意識、知識・技術を高め、実践力を身につけます。

安心できる治療のためのやさしい心と手技を伝授 柔道整復学科 学科長 内野 勝郎

柔道整復師は「手」が治療の道具となります。たとえば、外科手術とは異なり、私たちの場合は「やさしい治療」です。 プロ意識とともに患者様を思いやる心を持ち、いかに親切丁寧に手をさしのべられるか。患者様にとって痛みが少なく、安心して受けられる治療を、本学で身につけてください。柔道整復師は、接骨院・整骨院への就職や開業だけでなく、 病院、スポーツの現場から、近年では介護老人福祉施設における機能訓練指導員まで、活躍の場が広がっています。地域のさまざまな患者様に貢献できる、よい医療人を育てていきたいです。

学科内容

1年次 理解を深める

豊かな人間性を養い、医学の基礎を学ぶ。

人と関わり、人をサポートする柔道整復師に必要とされる豊かな人間性を養うため、多彩な教養科目を履修して医療社会人としての深い教養を身につけます。さらに解剖学や生理学などの基礎医学と柔道整復の基礎知識や技術を学び、柔道整復師への理解を深めていきます。


2年次 実技で基盤を築く

専門基礎分野を中心に臨床見学実習も。

1年次に履修した医学と柔道整復の基礎知識から発展してさらに専門性の高い科目を履修。疾病や障がいの原因、そのメカニズムを理解します。また、教員免許取得を希望する場合は、体育教員になるための実技指導方法等について、実際の競技を通じて学習します。


3年次 学びを深める

理論と実技を発展的に学び、実習を。

1年次・2年次に学んだ知識を基盤にして、より応用的で実践的な学びを深めていく学年です。柔道整復療法はもちろんのこと、「チーム医療論」「画像診断学」など、臨床の現場には欠かせない知識と技術を修得。臨床実習も実施し、修得した学びを実践します。


4年次 幅広い学びに挑戦

附属治療院で実践力を身につけ、卒業論文も作成。

これまでに学んだ専門的な知識や技術、また臨床実習で得た経験を基盤にして卒業論文を作成します。さらに福祉に関する制度についても学習。ヒューマンエラーなど臨床現場で直面する可能性があるリスクの回避・予防方法など、より広範囲な学びにも挑戦していきます。


■ 学びのポイント

担任制で学びや大学生活の不安を解消

クラス担任に加え、教員によるチューター制度を導入。学習支援はもちろんのこと日常生活の相談やアドバイスなど、学生一人ひとりの大学生活全般を支援します。

特色のある多彩な科目を展開

地域医療の発展に寄与するため、またスポーツ現場、柔道整復業務で科学的根拠に基づいた療法を行うため、「徒手療法」「スポーツ医療学」など特色ある科目を設けています。

「知恵=生きる力」に重点を置いた実践的教育

表面的・断片的な知識だけでは効果的な活用は難しく、より知識を定着させるため、実践に重きを置いた教育を行い「知恵=生きる力」を身につけた柔道整復師の養成を目指します。

柔道整復学の研究を深める

研究素養を身につけた人材育成のため、具体的な研究方法を3年次から学習。4年次には卒業研究で理論的・科学的に課題を解明するプロセスを学びます。

国家資格+中学・高校の教員免許取得が可能

柔道整復師の国家資格に加え、中学校・高等学校教諭一種免許状(保健体育)の取得が可能。計画的な教育課程の履修をきめ細かくサポートします。

取得可能な資格

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