関西鍼灸系4大学 学生交流会が開催されました。
- DATE: 2017/9/15
- CATEGORY: 鍼灸学科キャンパスライフ
- TAG: 鍼灸系四大学連合
去る9月9日(日)本学の本部・図書館棟205教室で関西鍼灸系4大学
[宝塚医療大学、関西医療大学、明治国際医療大学、森ノ宮医療大学]の
学生及び教職員総勢34名が集結し、交流会が開催されました。
学生による各大学紹介とグループワーク(テーマ:大学での学びや生活に関すること)及び
発表で構成され、活発に意見交換がされました。
終了後も鍼灸に関する話題で大いに盛り上がり、学生・教職員ともに
素晴しい時間を過ごせた事に感謝いたします。
またこの様な機会を積極的に設け、関西鍼灸系4大学の連携を深めて行きたいと思います。
宝塚医療大学
鍼灸学科 学科長
丸山 彰貞
全日本鍼灸学会に参加してきました!
- DATE: 2017/6/19
- CATEGORY: 鍼灸学科スチューデントライフ
- TAG: 鍼灸師 キャンパスライフ
こんにちは、鍼灸学科三年生です。
来年開催される学会の学生発表の為の勉強を兼ねて、 6月10日・11日に開催された
第66回(公社)全日本鍼灸学会学術大会 東京大会行ってきました。
会場は東京大学でした。
大学のスケールに驚き、いつもTVで見る赤門などがあり興奮しました!
(写真はその赤門の前です)
本学の宮嵜先生、大井先生、菊池先生の発表姿はいつもとは違う姿でかっこよくみえました(^^)
他にも沢山の学生ポスターや発表を見聞きして、刺激を受けてきました。
そして来年は大阪で発表が行われます。私たちも学生発表で参加できるように、
来年に向けて研究、勉強を頑張りたいと思います。
鍼灸学科三年生
【鍼灸学科4期生】毎年恒例の親睦会!
- DATE: 2016/12/1
- CATEGORY: 鍼灸学科キャンパスライフ
- TAG:
こんにちは!!
先日、鍼灸学科4期生の毎年恒例にもなっている親睦会に行ってきました!!
今回は先生も交えての焼き肉!
勉強のこともですが、たわいのない会話でみんなの笑い声が飛び交っていました。
鍼灸学科は他学科に比べ人数が多くはありません。
しかし、その分学年問わず鍼灸学科全員と毎日顔を合わし、会話を重ねることにより
先輩・後輩を問わず、同じ鍼灸師の道を目指す仲間として仲良くしています!
今回のような機会もあって先生との距離も縮まっていき、勉強面でも生活面でも
支えられていると実感しています。
そんな先生方と、競い合い高めあえる仲間と一緒に頑張っていきたいと思います!

来年の親睦会も楽しみです!笑
鍼灸学科3年生
壽
☆連載☆ 【第三回】東洋医学Q&A!
- DATE: 2015/12/4
- CATEGORY: 鍼灸学科鍼灸について
- TAG:
☆連載☆ 【第三回】東洋医学Q&A!
鍼灸学科教授平田耕一先生の著書『東洋医学Q&A』より、第三弾!!
質問はこちら!!
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Q:鍼治療はどのようにして病気を治すのですか

その前に先ず、元気(肉体的、精神的霊的に健康な状態)ということについてお考えください。
この元気(原気、神気、真気、正気等ともいう)という言葉自体も東洋医学の用語で、その意味は「人体の生成化育の動力の源泉」であり「生命の原動力」即ち生命力そのものといえます。
つまり、元気が病んだ状態のことを病気と東洋医学では表現します。
因みに西洋医学は病気ではなく病名治療でありますので、病名がつかない場合は異常なしということになり治療ができませんが、東洋医学では病名、症状の有無にかかわらず治療ができます。
東洋医学の治療法を一言でいえば、この気(元気)の変調を回復させることであります。
このことは漢方薬、気功など東洋医学の治療法すべてに共通しています。
特に鍼灸治療の場合においては、望診、聞診、問診、切診[顔、舌、皮膚、脈、腹部、背中、臓腑、経絡(気がながれているルート)、原穴等の診察のこと]等、多方面の診察により気の病んでいる箇所を探して、経穴(けいけつ:気の調整ができる穴)に鍼をしてその気をズバリ調整し、元気(自然治療力)を回復させ病気を治します。
ただ、ここで大切なことは、単に経穴に鍼を刺しただけでは、つまり単に痛い個所(局所)に鍼をしたり、神経等を刺激するだけでは、痛みがとまったとしてもその元気の変調を回復させることはできず、別の個所に変調をきたし根本的な病気を治すことができません。
同じ病名でも、人により病因病理(発病原因)、証の違いがあります。
少し専門的になりますが、気が虚(気の不足)している状態、気が実(邪気の有余)している状態、虚寒(陽気が不足している状態つまり冷えている)状態、虚熱(陰気が不足している状態で熱症状を伴っている)状態等異なった「証」があります。
ですから、それに応じた鍼の手技が必要となり、最終的には医者の技術、本人の養生が問われることとなります。
的確な診断、的確な治療手技、本人の病気に対する取り組み方により、「気」の変調を整えて病気を治すのです。
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次回は「鍼は毎日しても大丈夫ですか?」という質問になります。
お楽しみに!
☆連載☆ 【第二回】東洋医学Q&A!
- DATE: 2015/10/8
- CATEGORY: 鍼灸学科鍼灸について
- TAG:
鍼灸学科平田耕一先生の著書『東洋医学Q&A』より、第二回目の更新です。
第二回目の質問はこちら!!
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Q:『鍼灸治療がよく効く病気はどのようなものがありますか?』
これは、ある意味で非常に難しい質問です。
といいますのは、軽くみえる疾患であっても東洋医学の診断において、「逆証(ぎゃくしょう)」といって、不治とされる場合があります。また、西洋医学において難治とされた疾患でも治る場合もあります。
このことは、東洋医学と西洋医学の「病」に対する考え方、とらまえ方が全く異なるからです。
しかし、ごく一般的には、器質的な疾患よりも機能的な疾患の方が得意な分野といえますが、器質的疾患が治らないということではありません。以下、WHO(世界保健機関)等で適応症とされているものをあげますので、参考にしてください。なお、これ以外の疾患でも効果はありますので、詳しくはご相談してください。
適応症とされる疾患
【神経系疾患】
神経痛、神経マヒ、痙攣、脳卒中後遺症、自律神経失調症、頭痛、めまい、不眠、神経症、ノイローゼ、ヒステリー等。
【運動器系疾患】
関節炎、リウマチ、頸肩腕症候群、五十肩、腱鞘炎、腰痛、外傷の後遺症(骨折、打撲、ムチウチ、捻挫等)
【循環器疾患】
心臓神経症、動脈硬化症、高血圧低血圧症、動悸、息切れ等。
【呼吸器系疾患】
気管支炎、ぜんそく、風邪および予防等。
【消化器系疾患】
胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)。
胆嚢炎、肝機能障害、肝炎、胃十二指腸潰瘍、痔疾等。
【代謝内分泌系疾患】
バセドウ氏病、糖尿病、痛風、脚気、貧血等。
【生殖、泌尿器系疾患】
膀胱炎、尿道炎、性機能障害、尿閉、腎炎、前立腺肥大、陰萎等。
【婦人科系疾患】
更年期障害、乳腺炎、白帯下、生理痛、月経不順、冷え症、血の道、不妊等。
【耳鼻咽喉科疾患】
中耳炎、耳鳴り、難聴、メニエル氏病、鼻出血、鼻炎、蓄膿(ちくのう)症、咽喉頭炎、へんとう炎等。
【眼科疾患】
眼性疲労、仮性近視、血膜炎、疲れ目、かすみ目、麦粒腫(めばちこ)等。
【小児科疾患】
小児神経症(夜泣、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)。
小児喘息、アレルギー性湿疹、耳下腺炎、夜尿症、虚弱体質の改善等。
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鍼灸治療に効く病気は数多くあるようですね。
次回は「鍼灸治療はどのようにして病気を治すのか」という質問になります。
次回もお楽しみに!