宝塚医療大学の今をお届けする宝塚医療BLOG

2026.05.20

技術修得と並行して、「(患者さんの)心の声」を聴く力を磨く

皆さん、こんにちは。

今日は、4年制大学で日々研鑽を積む学生たちの「歯科保健指導」の授業風景をご紹介します。

 

歯科衛生士の仕事と聞くと、真っ先に「歯石を取る」「歯を清潔にする」といった医療(EBM:根拠に基づく医療)を思い浮かべる方が多いかもしれません。もちろん、それはプロとして不可欠な土台です。しかし、今日の授業で学生たちが向き合っていたのは、もう一つの医療「NBM(物語に基づいた医療)」という考え方です。

 

今日、学生が学んだ「2つの医療(EBMとNBM)」について説明させていただきます。

患者さんの病状を科学的に分析し提供する医療と(EBM)、患者さんが病気によってどのような経験をし、どのような思いを抱えているのか・・・その「物語」を聴き取り提供する医療です(NBM)。

 

物語を聴くには知識だけでは不充分です。「どうすれば患者さんは本音を話してくれるだろうか?」「目線の高さは、どの位置なら患者さんに威圧感を与えず、リラックスして話してもらえるだろうか?」……。そんな、現場での「相手への思いやり」を具体化するためのコミュニケーション技術も必要なのです。

 

「お口」を通して「人生」を支える

4年制大学というゆとりあるカリキュラムの中で、学生たちはじっくりと時間をかけて「対話」の重要性を学びます。

 

「お決まりの指導をする」のではなく、患者さんに寄り添い、サポートする歯科衛生士へ。

テキストを真剣に見つめる学生たちの背中を見ながら、将来彼女たちが臨床の場で患者さんの最高の笑顔を引き出す姿を、教員は想像しています。